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未来を担う人材育成に向けた宇陀市の挑戦に共感し、支援を実施

当社は、奈良県宇陀市に対して「企業版ふるさと納税」を通じた寄付を行い、その貢献に対して宇陀市より感謝状をいただきました。今回の寄付金は、宇陀市が進める「エストニアプロジェクト」の支援に充てられます。


感謝状贈呈式にて感謝状を手にする鷲見代表取締役(左)と金剛市長(右)

宇陀市は、平成18年の合併以降、人口が1万人以上減少し、現在の人口は約27,000人に留まっています。また、高齢化率は40%を超え、生産年齢人口は全国平均を大きく下回っています。この状況に加え、雇用機会の不足がさらなる人口減少を引き起こし、地域の活力低下が懸念されています。

この深刻な現状を打破するため、宇陀市ではアントレプレナーシップ(起業家精神)の育成を軸とした人材育成と、その人材を受け入れる企業誘致を進めています。特に、若者が地域で起業し、地域に根付くことを目指したエストニアとの連携プロジェクトに取り組んでおります。

エストニアは、建国後約30年の若い国ながら、IT先進国としての地位を確立しており、教育分野においてもアントレプレナーシップ教育とIT教育が充実しています。宇陀市は、エストニアの先進的な教育手法を取り入れ、地域の子どもたちや若者たちに対して、次代を生き抜く力を養うことを目指しています。特に、グローバル化と技術革新が進む現代において、AI技術の進展に伴い、将来的に現存する職種の半数が代替される可能性が指摘されています。こうした未来に備えるため、宇陀市は、子どもたちが課題を見つけ、自ら学び、考え、行動する力を身につける教育の重要性を訴えています。

当社は、この宇陀市の取り組みに共感し、未来を担う人材の育成に貢献するため、企業版ふるさと納税を通じて寄付を行いました。これにより、地域活性化とともに、未来を見据えた教育支援が実現されることを期待しています。
また、当社におきましても、海外との連携や新規事業の展開において、宇陀市の取り組みを一つの指針とし、着実に前進してまいります。