• 店舗等の施工
  • 内装工事

店舗開業に必要な内装工事とは?おしゃれで費用を抑えるポイント


店舗開業にあたって、必要な工事の中に店舗内装工事があります。
店舗内装工事は、店舗の雰囲気や居心地の良さを決める非常に重要なものです。

そんな店舗内装工事について、どんな工事業者び依頼すればよいのか、選び方はあるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、店舗開業に必要な店舗内装工事とはどんなものかということから、コストダウンのポイントについて詳しく解説していきます。
店舗開業を検討中の方はぜひ参考にしてください。

目次

・1.店舗内装工事とは

・2.店舗内装工事業者の種類

・3.店舗内装工事業者の選び方

・4.店舗内装工事コストダウンのポイント

・5.まとめ

 

店舗内装工事とは

まず店舗内装工事についてです。
店舗内装工事とは、店舗の建物内部の工事全般のことをいいます。

具体的には設置される設備機器であったり、壁や天井などの内装、空間デザインなどを行う工事を意味します。
新規での店舗開業の際だけでなく、リニューアルオープンなどの際にも行われる工事です。

店舗内装工事は、店舗の売上や集客に影響を与える非常に重要な要素となってきます。
飲食店であれば、居心地の良い空間をつくるため、壁紙などやインテリアの配色などを工夫する必要があります。

その他の業態の店舗であっても、スタッフの作業効率を上げるために、設備機器を整えたり、作業スペースを集中できる空間にしたりと、さまざま影響を与えるの店舗内装工事です。

店舗の業態に合わせて、最適な店舗内装工事を実施していきましょう。

 

店舗内装工事業者の種類

 

店舗内装工事を実際に依頼する工事業者には3種類あります。
「工務店」「デザイン事務所」「内装業者」の3種類です。
各業者には、メリットとデメリットがあり、自身の希望に合った業者を選ぶことが重要です。

ここからは、この3種類の工事業者の特徴について詳しく解説していきます。
各社の特徴をしっかり理解して、自身の希望する工事内容に適した工事業者を選択していきましょう。

工務店

工務店は店舗内装工事に必要な、デザイン、設計、施工のすべてを請け負うことができる工事業者です。
基本的に、内装工事だけでなく一般住宅、リフォーム工事全般など建築に関わる幅広い工事を行っている会社が多いです。

工事に必要なデザイン、設計、施工を全てを一括発注が可能であるため、外注などに依頼する際に発生する中間マージンなどが発生せず、無駄なコストが発生しにくいです。
工務店が、全て工事を請け負っているので、打合せ内容の伝達ミスも発生する可能性が低く工事についても安心感があります。

しかし注意しなければならない点があります。
それは店舗内装工事についての施工実績がどれくらいあるかです。

工事を請け負うことができても、施工実績や店舗内装の知識がない工務店であれば、的確なアドバイスや、業態にあったデザインなどができません。

気になる工務店があった場合には、会社のホームページなどを確認して、会社情報をしっかりと調査しましょう。

デザイン事務所

デザイン事務所は店舗内装工事に必要な、デザイン、設計のみを請け負う業者です。
施工については別途、施工工事店に依頼するか、デザイン事務所に紹介してもらう形で工事を行います。

デザインや設計に特化しているため、他にはないオンリーワンで、オリジナリティ溢れるデザインの店舗内装が可能です。
店舗内装を競合店などと差別化を行いたい方にはおすすめな業者といえます。

しかし注意しておく点がいくつかあります。

ひとつめは、デザイン、設計と施工とで業者が別となるため、コストが高くなりやすいです。
デザイン事務所ではデザイン料といって、工務店ではあまり発生しない費用が発生したり、デザイン事務所と工事業者が別であるため、経費が多く発生したりでコストが高くなりがちです。

ふたつめには、デザインが特徴であり、特殊な材料や高額な家具など設置を提案されることもあるため、工事費用が高額になる場合があります。
このように他にはないデザインが可能となる反面、費用面が高額となりデメリットとなる場合がありますので、費用とのバランスを考慮して依頼することが重要です。

内装業者

内装業者は、工務店のようにデザイン、設計、施工までの工事のすべてを請け負うことが可能な工事業者です。
工務店との大きな違いは、内装工事を専門としているため、施工実績や知識が豊富な点です。

店舗の内装工事では、住宅などでは聞きなれない法規制や材料の指定があったりと、知識がなければ、店舗に適した工事をスムーズに行うことができません。
内装業者は過去の経験から、法規制に基づいた適切な工事が可能です。
さらに店舗開業に関する知識も豊富な業者も多いので、融資であったり補助金などについても相談が可能な場合もあります。

注意すべき点としては、小規模な工事業者などの場合は、アフターフォローなどが弱く、対応が悪かったりすることもあるため、工事完成後のことも考慮して選択していくことをおすすめします。

 

店舗内装工事業者の選び方

店舗内装工事を行う工事業者の種類について紹介していきましたが、実際にどんな工事業者を選べばいいのかわからない方が多いことでしょう。
店舗内装工事業者の選び方のポイントは主に3つあります。
 ・店舗内装工事の施工実績
 ・店舗内装工事の知識
 ・アフターメンテナンス対応
上記が選び方のポイントです。

この3つのポイントについて詳しく解説していきます。

店舗内装工事の施工実績

まず店舗内装工事の施工実績を確認しましょう。
デザインは希望ノイメージがあっても、なかなか言葉にして伝えることは困難です。

そんな不明確なデザインなどについても、施工実績が豊富な工事業者であれば、過去の施工例からイメージに近いものを選択してもらったり、部分的にデザインに取り入れたりと提案が行いやすいです。

過去に行ったデザインであれば、金額も明確に出すことができ、施工についてもスムーズに行うことが可能です。
施工実績からどんなデザインの施工が得意なのか、どんな業態の店舗内装工事が得意なのかが一目でわかります。

施工実績から得られる情報は非常に多いため、必ず確認しましょう。
確認方法として、会社のホームページであったり、SNSや建築雑誌などの媒体から、気になる工事業者の施工実績を確認していきましょう。

店舗内装工事の知識

次に重要なポイントは、店舗内装工事の知識です。
店舗内装工事では、住宅の工事ではない、法規制や材料の指定が多く存在します。

飲食店などの火を使用する店舗では消防法によって、排煙設備、非常設備や内装材の指定などがあります。
正しい知識がなければ、これらを網羅したデザイン、設計が行われず許可が出ず、設計変更やデザイン変更になる場合があります。

工事が進んでいれば、工事のやり替えなども発生する場合もあります。
変更ややり替えがあれば、無駄な費用が発生します。

そのようなトラブルの発生を防ぐためには、専門性の高い業者を選ぶことが重要です。
デザインや設計の実績だけでなく、店舗内装工事の確かな知識をもった業者を選択しましょう。

アウターメンテナンス対応

最後にアフターメンテナンスなどの対応についてです。
こちらは、ホームページなどでの情報収集は難しいですが、口コミやSNSなどで情報収集を行いましょう。

工事完成後に、設備機器の不良であったり、さまざま不具合はどうしても発生してしまいます。
そんな時に迅速に対応してくれる業者を選ぶことがおすすめです。

店舗で特に設備のトラブルは、営業にも影響を与え設備が直るまで営業ができない場合もあります。
そうなれば、売上が減少してしまいます。

トラブルの早期解決は重要であるため、迅速な対応をしてくれる業者を探しましょう。

 

店舗内装工事コストダウンのポイント

店舗内装工事は、工事の内容によっては大きな費用が発生します。
店舗開業には、内装工事以外にもさまざまな費用が発生してくるため、なるべく費用を抑えたいと考えられている方も多いことでしょう。

そこで店舗内装工事のコストダウンのポイントについて紹介します。
店舗内装工事のコストダウンのポイントとしては主に3つあります。
 ・相見積もりをとる
 ・できることはDIY
 ・居抜き物件を探す
上記3つのポイントを詳しく解説していきます。

相見積もりをとる

まずは相見積もりをとることをおすすめします。
店舗内装工事を行う業者は種類も業者の数も多く存在しているため、1社だけの金額では正確な金額を把握することは困難です。

相見積もりをとることで、同じデザイン、同じ工事内容であっても金額差があれば、より安く工事を行うことが可能です。
しかし相見積もりはとりすぎると、最終的にどの業者に依頼するべきを悩むこととなるため、数社に絞って相見積もりをとることがおすすめです。

金額だけでなく、見積もりを依頼する際の、担当者や会社の対応についてもチェックすることで、より親身になってくれる業者かの判断も行えるため、必ず相見積もりを行いましょう。

できることはDIY

店舗内装工事の費用を抑えるためには、できることは自身でDIYすることも検討しましょう。
工事業者に依頼すれば、どんな簡単な作業や工事でも費用が発生してしまいます。

そこで簡単な誰でもできるような作業については自身で行うことで工事費用を抑えることが可能です。

内装工事において、各部の塗装工事や左官工事といった比較的行いやすい作業のDIYを検討してみましょう。
自身で塗装や左官作業を行った場所は、キレイに仕上がらなくも味として残り、愛着ある部分として店舗の中に残ります。

キレイだけの空間にはない、新たな魅力のひとつとして採用してみることをおすすめします。

居抜き物件を探す

最後に居抜き物件を探す選択を検討しましょう。
居抜き物件は前の店主が利用していた、設備や家具などが置かれたままの物件のことをいいます。

基本店にはスケルトン物件といって、設備も何もない状態の物件が多いのですが、居抜き物件も確かに存在します。
店舗で利用する設備や家具などは高額なものが多いです。

そんな高額な費用を抑えるために居抜き物件を利用することは効果的です。

しかし、居抜き物件に置かれている設備や家具は、あくまで中古品であるため、いつまでもつものなのか不明な場合も多く、故障が続き修理費用が多くかかってしまい、新品を購入した方が良かったということもあるでしょう。

さらにリース品の場合もあるため、リース契約などの内容を確認しておくことも必要です。
居抜き物件は店舗開業の初期費用を抑えるために、有効な方法ですが注意点についてしっかり確認して、思わぬ費用が発生しないようにしましょう。

 

まとめ

今回の記事では、店舗開業に必要な店舗内装工事について詳しく解説していきました。
店舗内装工事は、店舗運営において非常に重要であり、売上や集客に影響を及ぼすものです。
店舗内装工事業者の特徴をしっかり抑えて、適切な工事業者の選択を行うことから始めていきましょう。

費用が多くかかる店舗内装工事のコストダウン方法についても解説していきましたので、合わせて参考にしていただき、デザイン価格共に満足度の高い、店舗内装業者を見つけてください。
なお、オフィスデザインに関するご依頼は「ビルディングデザイン」がおすすめです。オフィスデザイン・設計から施工まで自社ですべての内容を承っているので、個別に業者を依頼するよりもコストを抑えれる可能性もありますし手間も省けます。

さらに、物件選びからサポートをしているため、要望に合ったオフィス空間を提供できます。
「ビルディングデザイン」を利用して、費用を抑えつつ快適な新オフィスをデザインしましょう。
(ビルディングデザインが手掛ける店舗工事サービスの詳細はこちら)