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オフィスに必要な什器とは?種類について徹底解説

オフィスデザインなどを検討していくうえで必ず必要となってくるのが什器です。
そんな什器ですが、言葉は聞いたことがあっても具体的にどういったものが什器に該当するのか、よくわからない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、オフィスで必要となる什器とはどういったものか、さらにその種類について詳しく解説していきます。
什器について正しく理解するためにぜひ参考にしてください。

 

目次

・1.オフィスの什器とは

・2.什器の種類とは

・3.オフィスに必要な什器

・4.オフィス什器の準備方法

・5.まとめ

 

オフィスの什器とは

まず什器についてですが、オフィスに限らず日常的に使用する家具や道具などのことをいいます。
オフィスで使用される什器はオフィス什器と呼ばれ、店舗で使用される什器は店舗什器と呼ばれます。

什器とよく同様な意味で使用される言葉に家具がありますが、明確な違いはありません。

一般的に自宅などで個人使用されるものは家具、オフィスや店舗など複数人で使用されるものは什器と呼ばれています。
同じものであっても使用される場面によって呼び方が変わるためわかりづらい部分はありますが、オフィスで日常的に使用されているものは什器であると理解しておきましょう。

 

什器の種類とは

では具体的に什器と呼ばれるものの種類についてです。
什器の種類は、使用される場面で変わってくるためここでは、飲食店の場合、アパレルや雑貨店の場合の什器の種類について解説していきます。

飲食店の場合

まず飲食店の場合の什器についてです。
飲食店と一言にいっても、さまざまな業種、業態があるため細かく分けると違いはありますが、基本的な飲食店の什器について紹介します。

  • ガスコンロやガステーブルなどの加熱調理設備
  • 調理、作業台
  • 冷凍冷蔵庫
  • 製氷機
  • 食器棚

上記にあげた主に調理を行うための設備機器が店舗什器の一例となってきます。
次に調理以外で必要となってくる店舗什器についてです。

  • テーブル
  • 椅子
  • カウンター

上記は飲食店で重要な接客用の店舗什器の一例です。
このように飲食店の場合の什器は、調理に必要な厨房設備、接客に必要な一般的に家具と呼ばれる店舗什器によって構成されます。
店舗の運営に重要となってくるものがこれらの什器であるため、店舗デザインでより、その店舗に適した什器を選択することが必要です。

アパレルや雑貨店

アパレルや雑貨店で使用する什器はまた飲食店のものとは全く変わってきます。
アパレルや雑貨店は、商品を販売することが目的となるため、商品を陳列するためのものが多い特徴があります。

  • ハンガーラック
  • ディスプレイ用のテーブル
  • 商品陳列のための棚
  • シューズラック
  • ミラー

上記のようなものがアパレルや雑貨店で使用される什器です。
商品をキレイに陳列し、魅力的にみせることが重要となるため、その役割を行う什器となってきます。

什器のデザインも重要となってくるので、アパレルや雑貨店で使用する什器は、お店のコンセプトに合ったものを選択する必要があるでしょう。

 

オフィスに必要な什器

これまで飲食店やアパレル、雑貨店で使用される什器について解説していきました。
次に紹介していくのがオフィスで必要な什器です。

  • オフィスデスク
  • オフィスチェアー
  • 応接セット
  • 収納書庫
  • 金庫

一部ではありますが、上記のようなものがオフィスに必要な什器といえます。
オフィスでの業務を行っていく際には、必要なものであり飲食店などとはまた違ったものであることがわかります。

オフィス什器は業務の作業効率につながる重要なものです。
そのため什器の特徴を理解して選択していくことが必要です。

そんなオフィス什器それぞれの特徴を詳しく解説していきますので、什器選びの参考にしてください。

オフィスデスク

オフィスにおいて作業するために必要なものの一番にあげられるのが、オフィスデスクです。
オフィスデスクは業務の効率につながるため、適切なものを選択することが求められます。

作業や業務内容に合ったサイズを確保することで、デスク上を整理することができ、必要なものをデスク上に配置できたり、無駄な動作を減らすことが可能です。
しかし作業性を意識して、サイズの大きなオフィスデスクを選択すると、オフィス空間が狭くなってしまい、移動動線など確保できず不便なオフィス環境になる場合もあります。

オフィス空間の大きさや従業員の人数、作業や業務内容など多くのことを考慮しながら、オフィスデスクを選択することが必要です。

オフィスチェアー

次にオフィスデスクとセットで配置されるオフィスチェアーもオフィス什器のひとつです。
事務作業の多い企業であれば、ほぼ1日中オフィスチェアーに座って業務を行うことでしょう。

そのため、オフィスチェアーには快適性や姿勢のサポート機能が求められます。
長時間座った姿勢でいると、身体への負担も大きく、集中力の低下や疲労につながります。
集中して業務が行えなければ、作業効率も低下してしまい、生産性も低下します。

背もたれにサポートがついているものであったり、座面の高さや角度の調整が可能なものなど、使用する人によって調整可能なものなどはおすすめです。

このように毎日使用し座るものであるため、適切なオフィスチェアーを選択することが必要です。

応接セット

一般的な企業の場合、来客などに対応するための応接室を設けている企業も多いです。
お客様を通すための空間であるため、企業イメージにもつながる重要なものです。
そのため、適切な応接セットを配置しておく必要があります。

一般的にはテーブルを挟んで対面にソファを設置するレイアウトが多いですが、企業の業種や業態、来客の種類によって変わってきます。
打合せなどを行うことが多い場合には、ホワイトボードなども設置したり、会議室などと兼用する場合には、ソファなどの数を増やしたりとさまざまなパターンがあります。

応接セットの什器は企業の顔にもなる部分ですので、企業のイメージに合わせて高級感のあるものや、カジュアルなものなど、企業のイメージから選択していきましょう。

収納書庫

オフィスでは、保管しなければいけない書類や、現在進行中の物件の資料など、書類が日々増えていくもので、それらを収納するために必要となるのが収納書庫です。
収納書庫はサイズや形の他にさまざまな種類のものがあります。

まず引き違いの扉がついているタイプの「引き違い書庫」があります。
扉を開閉するスペースが必要なく、スペースを有効利用できるメリットがありますが、引き違いの扉のため、中央のものは取り出しづらいデメリットがあります。

次に扉がついていない「オープン書庫」です。
こちらは扉がついていないため、必要な書類が取り出しやすく、見つけやすい特徴があります。

さらにがないため、価格が安いものが多いです。
しかし、オープンであるため、地震などが起きた場合に中身が出てくる可能性があるため、注意が必要です。

最後に扉が両開きで開く収納書庫です。
扉が両開きで開くため、書類が取り出しやすく、中身が扉で隠れるためすっきりとした整理された印象となってきます。
しかし扉を開くためのスペースが必要となるため、設置場所には注意が必要です。

このようにさまざまな収納書庫があるため、収納する書類の種類や、量に合わせて適切なものを選択しましょう。

金庫

オフィス内の重要な書類や貴重品やお金などの保管には金庫が必要です。
オフィスでは顧客情報であったり、会社情報の書類など重要なものが数多くあるでしょう。
それらを保管するための金庫には必要な機能があります。

火災などの際にも中身を守ってくれる耐火性の高いものや、湿度に強く耐湿性の高いものや、強度のある鉄やさびにくいものなどさまざまなものがあります。
サイズについても、小型のものから大型のものまで存在しますので、保管するものの種類や量によって選択することが必要です。

 

オフィス什器の準備方法

オフィス什器にはどのような特徴があるのか解説していきましたが、オフィス什器をどのように準備するのかわからない方も多いことでしょう。
実際にオフィス什器を準備する際には、いくつかの方法があります。

  • 新規購入
  • 中古購入
  • レンタル、リース

上記の方法のどれかで、オフィス什器を準備していきます。
準備方法によって価格などに違いがありますので、各準備方法について詳しく解説していきます。

新規購入

まずは新規で購入することでオフィス什器を準備することが可能です。
新規で購入することで、希望の什器を選ぶことが可能です。
種類も豊富でメーカーの保証もつくため、安心して什器の購入が行えます。

しかし、コスト面で考えた場合には、中古購入やレンタル、リースに比べて高額となる場合が多いです。
希望の什器があっても予算に合わなければ、グレードを下げたり妥協しなければいけません。

新規購入では、自由な選択や保証がつくメリットがある反面、コスト面がデメリットとなるため、予算や優先順位を明確にして、購入を検討することが必要です。
おすすめのオフィス家具メーカーや特徴については、ぜひ下記コラムも参考にしてみてください。

中古購入

次の準備方法は中古品のオフィス什器の購入です。
購入先として、中古品販売店や最近では、フリマサイトを利用することでも購入が可能です。

中古購入の最大のメリットはコストの安さにあります。
使用年数が経過しているため、高機能なものでも安く購入してオフィス什器を揃えることができます。

デメリットとしては、新品購入のようなメーカー保証がなかったり、どのように使用されていたかわからないので、すぐ壊れたり汚れがあったりする場合があります。
中古購入の場合には、コスト面のメリットばかりでなく、デメリットとなる部分にも注意して購入を検討していきましょう。

レンタル、リース

新規や中古などの購入という方法以外にも、レンタルやリースによってオフィス什器を準備する方法もあります。
レンタルやリースのメリットは初期費用の安さとメンテナンスの良さにあります。

購入とは違い月額などで定額を支払い、什器を使用することができ、業者によるメンテナンスも含まれている場合もあります。
使用している什器を変更したい場合にも、契約の種類によりますが変更することも可能です。

しかしデメリットとして、長期的なコストが発生することと、契約解除などの場合には違約金が発生する場合もあります。
レンタルやリースを検討する場合には、長期的な合計コストと、新規中古購入の場合のコストとを比較してどの方法がいいかを検討していきましょう。

 

まとめ

今回の記事では、オフィス什器とはどのようなものか、その種類について詳しく解説していきました。
什器にはさまざま種類があり、オフィス、飲食店、アパレル、雑貨店など、業種や業態で什器の種類も変わってきます。

特にオフィス什器は家具とも混同されることが多いデスクやチェアーなどが代表的な什器となってきます。
そんな什器を準備する方法にもいくつか方法があり、コスト面であったり、機能性などさまざまな要件から優先順位を決めて、選択することが重要です。
オフィス什器の種類や特徴をしっかりと理解して、自身のオフィスに適したオフィス什器を最適な方法で準備していきましょう。

なお、オフィスデザインに関するご依頼は「ビルディングデザイン」がおすすめです。
オフィスデザイン・設計から施工まで自社ですべての内容を承っているので、個別に業者を依頼するよりもコストを抑えれる可能性もありますし手間も省けます。

さらに、物件選びからサポートをしているため、要望に合ったオフィス空間を提供できます。
「ビルディングデザイン」を利用して、費用を抑えつつ快適な新オフィスをデザインしましょう。
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