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デザイナーの1日のスケジュールをご紹介!

建築を大学で学んだ方や、インテリアが好きで建築系のデザインやコーディネーターに憧れる方は多いかと思います。ただそれを実際に仕事にしている人はどういう一日を過ごしているのか、意外と知りませんよね?

建築のデザイナーとはいえ会社によって様々な役割分担があり、業務の進め方は企業によって違います。

そこで今回はビルディングデザインでデザイナーのメンバーが普段どのような1日で業務を進めているかスケジュールに沿ってご紹介いたします。

 

はじめに

ビルディングデザイン株式会社では法人企業のオフィスのデザインから物販店やBAR、保育園などの店舗、住宅のデザイン、リノベーション提案など様々なデザインをしています。時には単純な原状回復工事などのための仕様書や完成図面を平面図と天伏図で作成してオーナー様や管理会社様へ提出するようなこともあります。

上記の提案をする為にデザイン性を求める案件の場合はデザイナーメンバーも営業がお客様から希望内容をヒアリングする際に同行することがあります。その際は事務所のレイアウト提案の場合は、会議室が何室ほしいか、スタッフは全員で何名なのか、更衣室は必要かなどお客様がオフィスに必要なものをヒアリングするところから始まります。

またデザインの方向性の希望などを伺い、コンセプトカラーが決まってらっしゃるのか、好きなデザインの方向性などを伺いこれからの提案の参考にします。

加えてオフィス家具などを持っていかれる場合には家具の寸法も同時に採寸させてもらい作成する提案図面に反映していきます。

続いては実際に施工する現場の調査に同行します。その際営業のメンバーと一緒に採寸をしたり写真を撮ったりします。空調の位置がどこにあるのか、照明器具、消防設備がどこにあるかなど詳しく調査します。なるべくお客様の費用負担が多くならないように現状の設備位置を上手く活かした提案が出来るかが重要なポイントになります。

またこの際に管理会社様やオーナー様から工事の制限事項なども詳しくヒアリングします。

以上が終わると次はいよいよ提案をするための図面作成に入ります。

まず現場で採寸した手書きの図面をトレースしていき平面図と天伏図を描いていきます。

ビルディングデザインではCADはVectorworksを使用しています。トレースが完了したらレイアウト案を平面図に作成していきます。レイアウト案が出来たら一度お客様にご確認いただきレイアウトへの希望を固めていきます。レイアウトがしっかり決まれば続いてデザイン提案を進めます。

会議室の壁をガラスにしたり、カーペットを貼り分けしたりフローリング調の床材に変更したり、壁にタイルを貼る提案などお客様のデザインの希望の方向性を考えながら総合的なデザインを検討し作成していきます。

ビルディングデザインでは3Dのパースを作成し提案していますのでお客様もより具体的なイメージを持ってもらいやすいです。提案書が完成したらお客様に提案のお時間を頂き今回のコンセプトやこだわりを説明し営業から今回の提案の見積書も提出されます。無事採用されれば次は実際に工事するための実施図面をどんどん作成していきます。

デザイナーは提案書の作成がかなりの時間を占めますが、意外と人と話したり、調査する時間も多くなるため如何に効率的に業務を進めるかも重要なポイントです。

また実際に施工が難しい場合のデザインなどもあったり大幅な予算オーバーになる現実的な提案でないものを作成しても意味がないので予算感や施工性などを営業や現場、積算のメンバーと密に打合せすることも重要になります。

それでは具体的な一日の流れをみていきましょう。

 

CM部(管理)のある1日のスケジュール

今回はデザイン部でデザイナー業務をしている女性の1日をご説明いたします。

 

8:30 現場に直行

今日はまず自分の担当した現場の進捗確認に現場を訪れました。デザインしたものと実際の物が想定通り完成しているのかを確認するのも重要な業務です。また今度はこういう工夫をしようなどの今後のデザインに活かすこともできます。完成の時はデザイナーとしての喜びも大きいです。

 

9:15 事務所に戻り各部署からの連絡確認

事務所に戻ったらまずメールや社内のコミュニケーションツールを確認します。前日に帰宅後に各部署から案件の依頼や相談などがあればそちらをすぐに返答します。前述のとおりデザインも社内の協力があってはじめて成り立つのでコミュニケーションを迅速にとることは重要な業務になります。また現場によって全員休みが違ったりするので小まめにチェックします。

 

9:30 図面作成業務開始

各部署から以前に作成した図面の変更依頼が朝の連絡確認で発生していました。なのでまずはその修正から取り掛かります。その後、昨日調査にいった現場のトレース作業を進めます。

 

11:00 デザインメンバーと打合せ

平面図と天伏図を描き終わり、レイアウトも出来たので自分はまだあまり3Dパースの作成が出来ないのでレイアウトに対してどのようなデザインにするかを使う材料などを平面図に描きこみ先輩のデザイナーに3D化をお願いします。この時少しでも手間がなくなるようにデータの取り込みなどできることはこちらでしておきます。

 

12:00 お昼休憩

お昼休みはカフェで他社のデザインの事例などをWEBで検索しながらゆっくり昼休みを取ります。他社の事例やその他の事例をSNSなどで収集することも今後のデザインに活きてきます。

 

13:00 お客様にご提案

お昼からは完成している提案書をもって営業メンバーとお客様へプレゼンに伺います。営業と事前に流れを打合せしてから訪問します。これがデザイナーとして一番緊張する場面です。コンセプト説明から細かい図面の説明を進めます。また同時に現場メンバーから事前に聞いていたリスクの説明も一緒にします。

 

15:00 事務所で作成業務

また事務所に戻り残りは17時半頃まで集中して作成業務に励みます。少しの図面の寸法間違いが大きな損害を生んでしまいますので丁寧に何度もチェックします。またこのスペースが狭すぎないかなどは実際に事務所の同じようなスペースを参考にマスキングテープなどでラインを貼って実際にその場で立った感覚などで確認しながらお客様の使いやすいレイアウトになっているかなども慎重に検討します。

 

17:30 他のメンバーと情報交換

続々とこの時間になるとメンバーが戻ってくるので今進めてる案件などの情報交換をします。現場メンバーからの情報は貴重な参考になりますので念入りに打合せをします。

 

18:00 3Dパースの練習

 業務時間後は残って3Dパースを自分でも作成できるように勉強していきます。社内に資料などもあるのでそれをみて練習したり、先輩の過去の案件をみて参考にして試していきます。

 

まとめ

以上デザインメンバーの1日をご紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか?

デザインというと非常に華やかな印象があるかもしれませんが実際は地道な作業がほとんどです。

デザインはもちろん作成した図面を基準に多くの社員や職人さんが作業をしていきますので失敗が出来ないポジションでもあります。

ビルディングデザインではデザイナーのポジションはCADの経験がしっかりある方以外は基本的に積算や現場の経験を積んでもらってから配属になります。

上記のとおり、重要なポジションの為予算感や現場のことを知っておく必要があるからです。長い道のりにはなりますが非常にやりがいのあるポジションだと思います。

デザイン会社や設計事務所ではひたすら図面を描くこともあるかもしれませんがビルディングデザインでは小規模の会社なのでどんどん現場を体験しながら成長できます。少しでも興味のある方は是非ぜひ参考にしてみてください。

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