CM部(管理)の1日のスケジュールをご紹介!
「この会社に興味があるけどCM部(管理)ってどんな業務をしてるんだろう」「学校で建築を学んだのでそれを活かせる仕事がしたい」「現場管理の仕事ってしんどいそうだなぁ」など、現場管理という仕事に興味はあるけ れど不安な方は多いかと思います。
確かに現場管理とはいえ扱う案件によっても会社によっても業務内容は様々です。
建設業の中でも新築の建物を建てる場合と弊社のように内装工事を専門に扱う会社とでは1日のスケジュールもまるで違うことがあります。
そこで今回はビルディングデザインでのCM部(管理部)がどのような仕事をしているかを1日のスケジュールに沿ってご紹介いたします。
はじめに
ビルディングデザイン株式会社では事務所ビルや店舗及び住居の内装工事を設備関係も含めて自社で現場管理行っています。
自社管理をし、タイルカーペットなどの床を貼る職人さん、壁のクロスを貼る職人さん、塗装する職人さん、電気屋工事会社さんなど様々な職人さんに分けて発注をしています。ま
た材料も基本的には全て商社さんやメーカーさんに分けて発注をしております。そうすることで他社よりも少しでも安くかつ自社の監督による品質の高い工事をお客様に提供しています。
その中でも現場管理をしている監督は営業チームが獲得した案件を実際に作り上げていく重要な役割を担っています。
主な業務としては営業と一緒に取得前の案件の現場調査に出向き、見積をする際に注意すべき点などをチェックする業務から始まります。
そこから見積段階での積算メンバーへのアドバイスや職人さんへの下見積時の説明フォロー及び値段交渉なども積算と一緒に行います。また仮工程表を積算が作成した際に無理がない工程かなどもチェックします。
実際に注文をもらい工事が確定したら実際に仮工程だった工程を本工程として職人さんの予定を抑えたり、材料の発注を積算メンバーと実施していきます。また積算メンバーが忙しい時は見積の手伝いもします。
その後は現場が始まれば毎朝職人さんへの指示出し及び夕方完了チェック、イレギュラーが発生した場合の対応などが現場での主な業務ですが、ある程度の指示が終われば現場を離れて夕方までは他の現場の調査や次の現場のための見積作成や発注業務をしに事務所に帰って作業をします。
内装工事が専門であるビルディングデザインの業務は意外と現場に常にいるわけではなく重要なポイントや難しい作業の時以外は社内や他のチームとの連携業務が主体となっています。また現場は内装が多いので外部での作業というのはほとんどありません。
CM部(管理)のある1日のスケジュール
今回はCM部(管理)で現場ディレクター業務をしている男性の1日をご説明いたします。
8:15 現場に直行
現場作業がある日は現場に直行することが多いです。ただ材料や道具を運ぶなどがある場合は事務所によってから車で行くこともあります。
時にはホームセンターなどに寄ってから材料を買っていくことなどもあります。
8:30 朝礼と安全確認
この時間になると職人さんも到着します。元気に職人さんと挨拶をし、本日の作業内容を説明、安全確認とこの現場で起きる可能性のある危険についての説明をします。
また職人さんと軽く世間話などもしながら和やかに現場がスタートします。職人さんとの何気ない会話も現場をスムーズに進める重要なポイントになります。経験の少ない監督は職人さんとコミュニケーションを取り色々教えてもらえる関係を築くことで成長が早くなりますしトラブルもうまく回避することができます。
8:40 現場作業開始
現場の作業を職人さんが開始したら床に何か邪魔なものが落ちたりしていないか、汚れて困るものなどがしっかりと養生されているかなど職人さんがスムーズに作業ができるように現場の状態をチェックし、問題があれば改善することも監督の業務になります。
また本日の作業で分かりにくい点などは一緒に先に職人さんとチェックをし、現場を離れても大丈夫かを職人さんに相談します。問題ないことがわかれば移動の準備を始めます。この際管理人さんやお客様がいる場合はお客様に一時現場を離れることのご挨拶も忘れずに実施します。
11:00 営業の現場調査へ同行
現場を離れて次は営業が今追いかけている現場の調査に同行します。人数が少ない場合は採寸などの業務を手伝います。
メインの業務としては今回お客様がやりたい工事をする上での注意しなければならない点を確認します。天井裏を確認し配線するルートがあるのかや現在の壁が何で出来ている、ここに壁を作ると設備工事も発生するなど現場を良く知る監督だからわかるアドバイスをしていきます。これをすることで見積時に漏れなく見積が出来、追加費用などでお客様に迷惑をかけたりすることがなく、工程通りの作業がよりしやすくなります。
12:00 お昼休憩
午前中の作業が終わったらお昼休憩をとります。
現場にいる際は職人さんと食事をしたりして親睦を深めることがあります。
13:00 社内作業
お昼からは一旦事務所に戻り積算メンバーの作った見積をチェックしたり、職人さんへの交渉の電話をしたりします。
また来月の現場の工程に沿って職人さんとメーカーに手配をかける業務をします。細かく分離発注をしているので1つの現場での多くの職人さんと材料を手配することになりますので積算は忙しい為少しでもフォローしてあげることで後で現場で手配漏れなどを1つでも減らし、自分の現場をスムーズに進めれるようにしていきます。
15:00 お客様訪問
営業メンバーから依頼されて工事内容が大掛かりなものについては監督も同行し最初から話を聞く場合があります。そうすることで工事内容の方向性や予算感を最初にお客様へある程度説明することでお客様の安心感に繋がります。また積算やデザインのメンバーが大幅な修正などが発生せずスムーズな提案が可能になります。
16:00 現場に戻り作業の確認
続いて朝の現場に戻り作業状況の確認をします。ここで職人さんへ仕上がりについて何か問題があれば指摘し補修をお願いします。職人さんが補修作業をしている間に職人さんがする予定だった清掃などをお手伝いします。こうすることで職人さんにより綺麗な仕上がりをお願いすることができます。
17:00 作業終了
17時になれば作業を終了し30分ほど片付け作業を職人さんとします。その後明日の作業の為の確認をし、電気を消して戸締りをして現場を出ます。この時忘れず廊下やEVなどが汚れていないかをチェックして汚れていれば清掃をしてから現場を離れます。
18:00 会社に到着、他のチームとの連絡やメールなどの返答作業
事務所に戻って一息ついたら各チームから色々と質問や次の工事の打合せの相談をします。他のチームとの連携も重要な業務の一つです。またその後メールの返答などもして帰宅し明日の現場に備えます。
まとめ
今回は、CM部(管理)の現場ディレクター、監督の方の1日をご紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか?
意外と1日に色んな場所への移動があるんだなと思わなかったでしょうか。
内装工事の現場は金額も新築に比べて小さいため数多くの現場を掛け持ちします、また同時に次の現場の段取りをしていかなくてはいけません。新築だと何か月間同じ現場ということも多いですが内装は忙しく動きますしお客様と現場で話したりする機会も多いです。
現場を覚えていくことは簡単なことではありません。
そこでビルディングデザインでは極力チームで作業をすることで若手の監督の場合積算のメンバーが流れを教えてくれたり先輩の監督が教えてくれたりと相談しやすい環境を目指しています。
ただ1件の現場が短く同じような作業が基本は多いので、ある程度の知識は半年もあれば習得できます。設備なども覚えるのは時間がかかりますがそこは職人さんも数多くの若手の監督と接しているので優しく教えてくれる方々ばかりです。
大変な業務ではありますが完成した時の喜びは他のどのポジションよりもあるのが現場での監督業です。
少しでも興味のある方は是非ぜひ参考にしてみてください。