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オフィスデザインのコンセプトとは?設計のコツやデザインのポイントを解説

「オフィスを改善したいけど、どのようなデザインにすれば良いか分からない」
オフィス環境の改善を検討している企業の中には、こうした悩みを抱えている担当者の方もいるのではないでしょうか。

事業拡大や働き方改革などに応じてオフィスの改修や移転を検討されている方の中には、これまでとは違った新しいオフィスをデザインしたい方もいるでしょう。しかし、指針なくオフィスをデザインするのは難易度が高く、完成しても業務効率が低下してしまったり、従業員の意向に沿わないオフィスになってしまったりするリスクもあります。

そこで重要なのが、「コンセプト」です。
コンセプトはオフィスデザイン全体のテイストや方向性の基本となるテーマで、コンセプトに基づいたデザインには多くのメリットがあります。

ここでは、オフィスデザインにおけるコンセプトの概要やメリット、コンセプト設計のコツやデザインのポイントまで解説します。
オフィスデザインを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

 

目次

・1.オフィスデザインにおけるコンセプトとは

・2.オフィスデザインのコンセプトを設計するメリット

・3.オフィスデザインのコンセプトを設計するコツ

・4.コンセプトに沿ったオフィスデザインのポイント

・5.まとめ

 

オフィスデザインにおけるコンセプトとは

オフィスデザインにおける「コンセプト」とは、オフィスデザイン全体のテイストや方向性など、オフィスを作るうえで基本となるアイデアやテーマのことを指します。

しかし、オフィスデザインにおけるコンセプトは、「オシャレなオフィス」「都会っぽいオフィス」といった表面的なものではありません。オフィスデザインにおけるコンセプトは、「企業が大切にしていること」「企業が実現したい労働環境」「企業の経営理念」などを反映しています。

そのため、オフィスデザインにおけるコンセプトの例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 従業員の創造性を高めるオフィス
  • 多種多様な人材が集まるオフィス
  • コミュニケーションが活発なオフィス

つまり、「オフィスを通じて、従業員やクライアントに対して伝えたいこと」を表現したものこそが、オフィスデザインにおけるコンセプトなのです。

 

オフィスデザインのコンセプトを設計するメリット

オフィスデザインのコンセプトを設計することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、オフィスデザインを設計するメリットを3つご紹介します。

  • オフィスから企業の魅力や理念をアピールできる
  • 一貫性のあるオフィスデザインができる
  • 従業員満足度の向上

オフィスから企業の魅力や理念をアピールできる

オフィスデザインのコンセプトを設計することで、顧客や求職者に対し、オフィスそのものから企業の魅力や理念をアピールすることができます。
コンセプトに基づいてオフィスをデザインすることで、企業理念や社風、実際の業務体制などを反映したオフィスを作ることが可能です。オシャレで洗練されたデザインのオフィスは信頼性が高く、顧客の印象にも残りやすくなります。

コンセプトに沿ってデザインされたオフィスは、企業の働き方や理念を求職者に伝えやすくなるため、実際の働き方をイメージしてもらいやすくなるというメリットもあります。
実際に、オフィスなどの労働環境を重視する就職・転職志望者は少なくありません。
企業の理念や文化にマッチした人材、共感してもらえる人材を獲得しやすくなるのも、コンセプトを設計してオフィスをデザインするメリットの1つです。

一貫性のあるオフィスデザインができる

コンセプトを設計することで、一貫性のあるオフィスデザインをスムーズに進められるというメリットもあります。

オフィス環境を改善したい
働きやすくオシャレなオフィスを作りたい
と考えても、指針がないまま改善を図っても意味がありません。

逆に働きにくいオフィスになってしまったり、トレンドを無作為に取り入れた結果オシャレとはほど遠いオフィスになってしまったりといったリスクもあります。
綿密な検討に基づくコンセプトを決定しておくことで、オフィスのデザインに一貫性を持たせ、必要な機能や設備、内装をスムーズに決められるでしょう。

具体的なコンセプトが共有できれば、施工業者との意思疎通もしやすくなります。

 

従業員満足度の向上

コンセプトを設計することで、従業員の満足度の向上も期待できます。
コンセプトには、その企業における「理想の働き方」が反映されています。そのため、コンセプトに沿うことで、業務に最も適した形で働けるオフィスをデザインすることができるのです。

働きやすいオフィス、オシャレで機能的なオフィスは、従業員の満足度に大きく影響します。企業理念を反映したデザインのオフィスで働くことで帰属意識が高まったり、モチベーションや作業効率が向上するメリットが期待できるでしょう。

 

オフィスデザインのコンセプトを設計するコツ

オフィスデザイン全体の方向性を左右するコンセプトは、綿密な検討をふまえて設計する必要があります。
ここでは、適切なコンセプトを設計するためのコツを4つご紹介します。

  • プロジェクトチームを立ち上げる
  • コーポレートアイデンティティを取り入れる
  • 現状の課題を分析する
  • 専門の業者に相談する

自社のコンセプト設計の参考にしてみてください。

プロジェクトチームを立ち上げる

コンセプトを設計する際は、プロジェクトチームを立ち上げて検討を重ねることをおすすめします。

1人の担当者による設計では、見解に偏りが生まれ、トップダウン方式に陥りやすくなってしまいます。従業員の声を正しく反映したオフィスデザインができない可能性があるため、必ずチームで検討するようにしましょう。

可能であれば様々な部署・職種・役職からメンバーを集めてプロジェクトチームを立ち上げ、より多くの声を反映したコンセプトを設計できるような体制を作ることが大切です。

コーポレートアイデンティティを取り入れる

コンセプトを設計する際は、コーポレートアイデンティティを取り入れることが大切です。

コーポレートアイデンティティとは、企業の存在意義やブランドイメージといった、「その企業らしさ」を指します。コーポレートアイデンティティを反映したコンセプトを設計できれば、オフィスを通じて企業のブランドイメージを体現し、より明確に伝えられるようになるというメリットがあります。

コーポレートアイデンティティがまだ明確でない場合は、コンセプトの設計の前に社内で検討を重ねておくことが大切です。

現状の課題を分析する

オフィスデザインのコンセプトを決める際には、現状のオフィスや働き方の課題を分析することが大切です。
たとえば、「創造性が求められる仕事で成果が出ていない」という課題があれば、「創造性を刺激するようなデザインのオフィス」といったコンセプトを設計することもできるでしょう。

また、「従業員同士のコミュニケーションがとりにくい」という課題があれば、「従業員同士の風通しが良いオフィス」といったコンセプトを設計することもできます。適切なコンセプトを設計するには、現状の課題分析が欠かせません。

専門の業者に相談する

オフィスデザインのコンセプト設計に行き詰まった場合は、専門の業者への相談もおすすめです。

オフィスデザインや工事の専門業者に依頼することで、ヒアリングに基づいたコンセプトを提案してもらえるでしょう。施工経験の豊富な業者であれば、自社の課題や従業員の意見などをふまえた、バランスの良いコンセプトの提案が期待できるはずです。

業者に相談する場合は、コンセプトに基づくデザインや物件探し、施工までワンストップで対応できる業者に依頼することをおすすめします。コストを押さえて、スピード感のあるオフィス改修が任せられるでしょう。

 

コンセプトに沿ったオフィスデザインのポイント

コンセプトが設計できたら、実際にオフィスをデザインしていきます。
ここでは、コンセプトに沿ったオフィスデザインのポイントを4つご紹介します。

  • コーポレートカラーを決める
  • トレンドのデザインを取り入れる
  • 機能性も意識する
  • 従業員の意見をふまえてデザインする

コーポレートカラーを決める

コンセプトや企業のブランドイメージを基にコーポレートカラーを決め、デザインに取り入れると良いでしょう。コーポレートカラーを設定することで、デザインに統一感を持たせられるのはもちろん、企業のブランディングにも役立ちます。

水色は清潔感緑は自然赤はリーダーシップなど、色によってイメージや向いている業種にも差があります。
消費者に与えたいイメージや業種、競合との差別化などをふまえ、コンセプトを基に検討してみましょう。

トレンドのデザインを取り入れる

トレンドのデザインを取り入れたオフィスを作る企業も増えています。
コンセプトに基づきながらも、トレンドを取り入れたオシャレなオフィスをデザインできれば、従業員の満足度やモチベーションが向上したり、生産性や帰属意識が高まったりといったメリットもあります。

来社したクライアントや求職者に好印象を与える効果も期待できるでしょう。

機能性も意識する

オフィスをデザインする際は、機能性や安全性も意識しなければなりません。
奇抜すぎるデザインを無作為に採用したり、実用性のない設備が増えたりした結果、業務の生産性が落ちてしまっては意味がありません。また、災害への対策や感染症の予防など、従業員の安全や健康も意識したデザインを考える必要があります。

オフィスの機能性や安全性については、専門の業者に相談しながら考えましょう。

従業員の意見をふまえてデザインする

コンセプトの設計と同じく、オフィスのデザインには従業員の意見を反映させることが大切です。

実際に業務を担当する従業員の声が反映されていなければ、ただオシャレなだけで実用性がないオフィスになってしまうリスクもあります。
アンケートを実施するなど、現状のオフィスの不満や新しいオフィスへの要望をきちんとヒアリングし、可能な限り従業員の意見を反映したデザインを考えましょう。

 

まとめ

オフィスデザインにおける「コンセプト」は、デザイン全体のテイストや方向性を決めるテーマのことです。
コンセプトが適切に設定できていれば、一貫性のあるデザインをスムーズに進められたり、オフィスそのものから企業の理念やブランドイメージ、働き方をアピールできます。
従業員のモチベーション向上や、求職者・クライアントに良い印象を与えられるでしょう。

コンセプトを設計する際は、プロジェクトチームを立ち上げて企業の課題を分析するなど、綿密な検討が求められます。コンセプトの設計やデザインに困った場合は、オフィス改修や移転の専門業者に依頼すると良いでしょう。

オフィスデザインに関するご依頼は「ビルディングデザイン」がおすすめです。
オフィスデザイン・設計から施工まで自社ですべての内容を承っているので、個別に業者を依頼するより安く済むうえに手間も省けます。

さらに、物件選びからサポートをしているため、要望に合ったオフィス空間を提供できます。
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