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おしゃれなオフィスの効果とは?メリットを徹底解説

企業は営利を求める集団であるため、可能な限りの儲けを出さなければなりません。そのためにはコストを極力減らすことが大切です。
…これは企業のベーシックな経営の考え方ですが、これを進めるあまりに必要なコストまで削っている経営者は案外多いです。

例えば、オフィスの問題が代表例になります。
「オフィスは機能していれば良い」と考える経営者も少なくないでしょうが、実はその経営者は気が付かない損失を被っているかも知れません。
そこで、この記事では、オフィスのあるべき姿として「おしゃれ」をキーワードにして、その効果を取り上げます。

 

目次

・1.オフィスをおしゃれにするメリット

・2.オフィスをおしゃれにするポイント

・3.内装を決める上の注意点

・4.まとめ

 

オフィスをおしゃれにするメリット

前述で挙げた考え方の「オフィスは機能していれば良い」と「おしゃれ」は、ある意味で相反するかも知れません。
しかし、「おしゃれなオフィス」「かっこいいオフィス」には意外に効力があるものです。
そこで、ここではオフィスをオシャレにするメリットを取り上げましょう。

従業員が働きやすくなる

最初に挙げられるのが「従業員が働きやすくなる点」です。

オフィスが旧態依然の殺風景なデスクを並べただけであれば、確かに仕事を進めるには困らないかも知れません。デスクとパソコンとネット環境があれば十分…と思う経営者もいることでしょう。

しかし、おしゃれなオフィスは居心地が良いため、仕事にも集中しやすくなります。
また、今のビジネスは個人の創造性が必要ですが、創造性を発揮するならば「心の余裕」があった方がベターです。そして、心の余裕を持つためには良い環境が必要なのです。

生産性が上がる

個々の従業員の創造性が開花され、仕事がしやすくなるのならば、生産性は上がります。
例えば、事業企画の部門には創造性が求められますが、個々の創造性の発揮には良い環境が必要です。

その点、仮に古くさいオフィスであれば心の余裕がなくなり、発想の柔軟性が乏しくなってしまうでしょう。
しかし、オフィスが変われば創造性が育ち、柔軟な発想の企画も生まれやすいです。

これは企画部門に限ったことではありません。営業や人事などにも繋がり得ます。オフィスをおしゃれにすれば生産性まで上がるのです。

従業員のモチベーションが上がる

おしゃれなオフィスは従業員のモチベーションにも関係します。
古くさいオフィスとおしゃれなオフィス、モチベーションは違うものです。

当然ながら、おしゃれで新しいオフィスに軍配は上がることでしょう。モチベーションの面でも「おしゃれ」は大切なのです。

対外的にも好印象になる

オフィスは基本的には外部の人には見せないものです。

しかし、時として見られることがあります。例えば、社外向けの広報にオフィスの風景の写真を載せる場合です。
この時、オフィスがおしゃれであれば、企業の魅力の1つとして紹介できます。その結果、企業の印象アップが期待できて対外的な宣伝効果も望めます。
その点、古くさいオフィスであれば見せられません。宣伝効果も期待できないことでしょう。

なお、仮にオフィスが取引先に見られた場合、古いオフィスならば仕事の出来栄えまで疑われます。その後の取引にまで影響し得るのです。

人材獲得にも有利になる

例えば、オフィスの写真を求人案内に載せた場合、おしゃれなオフィスと古くさいオフィス、言うまでも無くおしゃれなオフィスが人材獲得に有利です。
また、その写真が求人案内に「職場の様子」として載せられた場合、当然ながら、おしゃれなオフィスに好印象が得られます。
おしゃれなオフィスは人事面でも有利なのです。

 

オフィスをおしゃれにするポイント

次に、オフィスをおしゃれにするポイントを挙げてみましょう。
オフィスは新しい内装、新しい設備、新しい備品を備えたとしても、必ずしもおしゃれになるとは限りません。
ポイントを押さえて検討するべきです。

デザインはコーディネートに気を付ける

まず挙げられるのが、やはりデザインの問題です。
デザインは基本的にはコーディネートにこだわるべきでしょう。

コーディネートができていないオフィスは全体がバラバラに見えてしまい、見た感じがよくありません。
好印象のオフィスを作るためにも、デザインはコーディネートに気を付けましょう。

デザインはコンセプトを決める

デザインにコンセプトを決めることも重要です。
コンセプトが決まっていないと、デザインに主張がなく、おもしろみが薄れてしまうからです。
しかし、コンセプトが決まっていて…しかも、そのコンセプトがその企業の扱う商品を反映しているためであれば、おしゃれに、しかも好印象になります。

こだわった素材もおもしろい

素材にこだわることもデザインの面白みを演出する上で重要です。

例えば、その企業がウッド製品を主に取り扱うためであれば、ウッドを内装に使ったオフィスが面白いでしょう。特に、一級品の天然木を扱う企業の場合、メインで扱う一級品の天然木をオフィスに使えば、格調の高さの演出となり、宣伝効果も期待できます。

荷物の収納に気を付ける

おしゃれなオフィスの条件はいくつかあるでしょうが、「整理整頓」は非常に大きな要素です。
そのため、従業員にも整頓を促すことが必要です。
ただし、単に片付けを促すだけでは片手落ちです。オフィスの収納に工夫をして、片づけやすい環境を提供することも大切でしょう。

書類は電子化が望ましい

ビジネスには文書が欠かせませんが、仮に乱雑に置かれているならば、おしゃれなオフィスとはなりません。「散らかったオフィス」になってしまうのです。
しかし、文書を電子化してしまえば文書は減り、整理整頓がしやすくなります。
なお、文書を電子化すれば情報の一元化にも繋がります。業務の効率化の面でも有効なのです。

一点豪華主義のデザインでも良い

後述しますが、オフィス作りはコストを考えなければいけません。

そのため、オフィスのデザインにかける予算を制限しなければいけない場合もあるでしょう。例えば、コーディネートが作りにくいケースです。
しかし、オフィスのコーディネートは全体を豪華にすれば良い訳ではありません。全体をリーズナブルな設備として、アクセント的な豪華な部分を作ることもデザイン的には効果的なのです。

例えば、ウッドを扱う企業であれば、内装全体をリーズナブルなウッドを使い、企業のエンブレムのような部分に豪華な素材を使うのも良いでしょう。

デザインと機能のバランスに気を付ける

オフィスにはおしゃれの要素が大切ですが、おしゃれだけを優先して機能を無視するべきではありません。機能を十分に考慮して、デザインとのバランスに気を付ける必要があるのです。

例えば、従業員の創造性を引き出すため、個々のデスクをパーテーションで囲い過ぎるオフィスが散見されます。状況にもよりますが、横の繋がりが希薄になってしまい、連携に影響し得るのです。

デザインは機能とのバランスが大切です。デザインのコーディネートと並行して、効率的な機能も考えましょう。

フリーアドレスもおすすめ

フリーアドレスは従業員専用のデスクを持たないオフィスの形態です。プロジェクトの変更によってメンバーが変わるとき、対応しやすいなどのメリットがあります。
さて、おしゃれなオフィスとしてフリーアドレスにするのも推奨できます。機能とのバランスなどに注意が必要ですが、先進的で魅力的です。

特に、テレワークの推進を目指す企業に推奨できる形態と言えます。オフィスの魅力のアピールにも繋がる点は貴重です。人材獲得にも効果が期待できます。

 

内装を決める上の注意点

ところで、オフィス工事には施工の制限があるなど、内装を決める上の注意点があります。仮に、無秩序で作業を始めれば、オフィスは不格好になります。
ここでは、オフィスの内装を決める上の注意点を挙げてみましょう。

可能な工事を確認する

自社ビルのオフィスであれば大きな問題にはらないでしょうが、賃貸のオフィスの場合には工事に制限が発生するケースがあります。そのため、「可能な工事」の確認が必要です。

例えば、オフィスビルのコンクリート躯体にアンカーを打つ工事など、退去時の原状回復において問題になるかも知れません。特に、業者がオーナーや管理会社に無断で施工してしまった場合、問題は大きくなり得ます。

しかし、工事の前の段階で、可能な工事を確認していればそのような事態にはなりません。
なお、工事の計画を立てた後で「やっぱり工事はできない」といった事態になると、計画まで戻らなければなりません。話を戻さないためにも、最初に全部を確認しましょう。

コストに注意する

おしゃれなオフィスは生産性向上に寄与します。しかし、採算度外視ではいけません。
デザインに凝ることは良いのですが、費用対効果の意識は常に持ってなければいけないのです。

例えば、オフィス作りの内装で、材料にこだわるあまり、費用対効果が得られない仕様は作るべきではありません。
おしゃれなオフィス作りのためには、デザインのコーディネートや素材にこだわることも非常に大切です。しかし、予算管理は重要です。オフィス作りのためにはコストも併せて考えましょう。

レイアウト変更にも対応しやすくする

組織変更のとき、状況に応じてオフィスのレイアウト変更をする企業は多いです。事務所の規模が大きいと、オフィスの引越し作業も大変になります。
そのため、オフィスはレイアウトの変更が容易に作らなければいけません。

特に、コンセントやパソコン関連のケーブルなどの接続が問題になるため、事前に計画をしておくべきです。
なお、タコ足配線は火災の原因になります。パソコンをはじめとする機器のレイアウト変更も配慮をしましょう。

費用だけで業者は選ばない

オフィスを変更する場合、複数の内装業者から相見積もりを取ることは大切です。高い業者に頼んでしまうと損をしてしまうからです。

しかし、安すぎる業者は気を付けなければいけません。これは、安い業者には悪質なところがあるからです。また、業者によっては手抜き工事をすることも考えられます。建築関連の手抜き工事は、仕上がった後では手抜きの事実が分からないことが多いからです。

相見積もりを5~6本取れば、適正価格が分かるため、その価格から少し安いレベルが狙い目でしょう。

wifiは高品質なものを導入する

今のオフィスにとってwifiは欠かせません。パソコンやタブレット端末、接続はwifiがメインです。仮に、接続の状態が悪いと業務にも大きく影響します。
そのため、wifiは高品質のものを導入しましょう。

ところで、wifiは時代とともに進化し、現在のものは過去のものよりも格段にスピードが上がっています。ただし、新しいだけに発生する費用は高めです。コストだけで選ぶと旧式の低速のものを誤って選ぶことがあり得ます。よく確認をして、最新鋭のものを買うべきでしょう。

複数台のパソコン使用にも留意する

一般のオフィスではパソコンは1人につき1台のケースが多いです。
しかし、職務の内容によっては1人で複数台のパソコンを駆使するケースもあります。
例えば、メーカーの設計部門などでは設計に使うCAD(図面作成のシステム)用パソコンと一般業務用のパソコンを持っている人が案外少なくありません。

そのため、デバイスの数だけ電源が必要で、オフィス作りも、その状況に留意する必要があります。
なお、オフィスによっては3Dプリンタのような大型の設備を置くケースもあります。部署の使うデバイスの確認が重要です。

図面以外の確認があるか聞いておこう

オフィスの設計は基本的には図面でやりとりをすることでしょう。

しかし、業者によっては図面だけを提案ツールにしているとは限りません。3DモデリングをはじめとしたITツールの提案もあるのです。
そのようなツールを使えば、図面では分かりにくい部分までイメージが可能なため推奨されます。
ただ、このようなシステムを取り入れている業者は、まだまだ少数派です。業者に相談する時にシステム導入の有無を確認すると良いでしょう。

 

まとめ

本記事ではおしゃれなオフィスについて取り上げました。
オフィスがおしゃれであるメリットや生産性の向上など、改めて気が付いた人もいることでしょう。
また、おしゃれなオフィスにすることに前向きになった経営者も多いことと思います。ぜひとも自社のオフィスを見直し、おしゃれに改装することをおすすめします。

なお、オフィスデザインに関するご依頼は「ビルディングデザイン」がおすすめです。オフィスデザイン・設計から施工まで自社ですべての内容を承っているので、個別に業者を依頼するよりもコストを抑えれる可能性もありますし手間も省けます。

「ビルディングデザイン」を利用して、費用を抑えつつ快適な新オフィスをデザインしましょう。
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